春季刊行助成基金について

 本学会の春季総合研究会は、柔軟で身軽な企画で学会内外の多くの方々の関心 を集めてきただけでなく、その成果刊行事業は本学会が社会に対して発信する重 要な機会となっています。しかし、近年の出版事情の悪化にともない、これまで のように企画者・編者と執筆者の買取・贈呈努力だけで刊行事業を継続するのは 困難の度を増しています。
 こうした状況に鑑み、本学会は春季刊行事業を助成できる仕組みを整えること にいたしました。執筆者の買取・贈呈額のおよそ3割ほどを助成することで、執 筆者の負担をわずかでも軽減しようというのがこの助成制度の趣旨です。詳細は 春季刊行助成規定および同細則をご覧下さい。

 ご寄付は一口5千円で、何口でも承ります。下記の郵便振替口座宛にお願いいたしま す(会費納入用の口座および学会賞基金の口座とは異なりますのでご注意くださ い)。

* 口座番号 00160-8-663408
* 加入者名 政経史学会春季刊行助成基金

春季刊行助成規定

春季刊行助成基金への寄付者(2013年2月末現在)

春季刊行助成金基金には、これまで(2013年2月末)に、以下の方々からご寄付をいただきました。ご協力いただきありがとうございました。
(五十音順・敬称略)
安藤光義、石井寛治、出雲雅志、市原博、伊藤正直、井上完二、井上貴子、岩間俊彦、 上原信博、大杉由香、小野塚知二、春日豊、加藤幸三郎、北原克宣、楠井敏朗、小岩信竹、 小島健、後藤光蔵、小林賢齊、権上康男、芝原拓自、鈴木義一、武田晴人、谷口信和、 永岑三千輝、道又健治郎、矢後和彦、柳澤治

春季総合研究会の成果出版

春季総合研究会に関連する出版物は以下の通りです(*は春季刊行助成基金の助成を受けたもの)

恒木健太郎・左近幸村編『歴史学の縁取り方-フレームワークの史学史-』東京大学出版会、2020年
小林延人編『財産権の経済史』東京大学出版会、2020年
浅田進史・榎一江・竹田泉編著『グローバル経済史にジェンダー視点を接続する』日本経済評論社、2020年
北原克宣・安藤光義編著『多国籍アグリビジネスと農業・食料支配』明石書店、2016年
松本武祝編著『東北地方「開発」の系譜-近代の産業振興政策から東日本大震災まで-』明石書店、2015年
小野塚知二編『第一次世界大戦開戦原因の再検討-国際分業と民衆心理-』岩波書店、2014年
高嶋修一・名武なつ紀編著『都市の公共と非公共-20世紀の日本とアジア-』日本経済評論社、2013年
矢後和彦編『システム危機の歴史的位相-ユーロとドルの危機が問いかけるもの-』蒼天社出版、2013年
井上貴子編著『森林破壊の歴史-環境問題と循環型社会の可能性-』明石書店、2011年
斎藤叫編『世界金融危機の歴史的位相』日本経済評論社、2010年
小野塚知二編著『自由と公共性-介入的自由主義とその思想的起点-』日本経済評論社、2009年
小野塚知二・沼尻晃伸編『大塚久雄「共同体の基礎理論」を読み直す』日本経済評論社、2007年